iPhoneの背面タップで家計簿をつけるには?
「背面タップ」は、iPhone の背面を2回または3回叩くと操作を実行できるアクセシビリティの設定で、その操作にはショートカットも選べます。My Money のスクリーンショットのショートカットと組み合わせれば、いま見ている支払い画面が下書きになり、確認して保存できます。設定は最初の一度だけ、数分で終わります。
払った直後に記録する理由
つけ忘れの多くは「あとで記録しよう」から始まります。いちばん確実なのは、支払いの直後です。画面には金額、お店、時刻が出ていて、何を買ったかもまだ覚えています。レシートを財布に溜めておくより、ずっと確実です。「背面タップ」を使えば、その瞬間の記録がダブルタップ1回で済みます。アプリを探す、カテゴリを選ぶ、数字を打つ、どれも要りません。
必要なもの
| 項目 | 条件 | 出典 |
|---|---|---|
| 「背面タップ」 | iPhone 8 以降、iOS 14 以降 | Apple サポート |
| My Money | iOS 17 以降の iPhone | App Store のページ |
| ショートカット App | スクリーンショットのショートカットを入れておく | My Money の設定画面 |
| コントロールセンターから実行 | iOS 18 以降 | My Money の設定画面 |
ステップ1:My Money からショートカットを追加する
- My Money を開き、設定画面の「スクリーンショットのショートカット」に進みます。
- 「ショートカットを追加」をタップし、案内に従ってショートカット App に追加します。追加されるショートカットの名前は英語の My Money Screenshot Entry です。アプリを日本語で表示していても同じです。
- My Money に戻り、次のステップに進みます。
ステップ2:「背面タップ」に割り当てる
Apple が案内している、背面タップでショートカットを実行する手順です。My Money の画面では「背面タップの設定」として案内されます。
- iPhone で、「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」と選択します。
- 下にスクロールして、「背面タップ」を選択します。(My Money の画面にも、「背面タップ」は「タッチ」画面のいちばん下にあると表示されます。)
- 「ダブルタップ」を選択します。好みで「トリプルタップ」にしてもかまいません。
- 「ショートカット」の領域まで下にスクロールして、My Money Screenshot Entry を選択します。
- 「背面タップ」をタップして、設定を適用します。
ステップ3:試してみる
My Money の「スクリーンショットのショートカット」の画面に戻り、「試してみる」をタップします。ショートカットの動きを例で確かめるだけで、実際には記録されません。
支払いのあとの使い方
- いつもどおり支払い、支払い完了画面や請求書、レシートを表示したままにします。
- iPhone の背面をダブルタップします。
- My Money が開き、スクリーンショットから読み取った下書きが表示されます。
- 下書きを確認し、違うところを直して保存します。保存するまで記録はされません。
保存するとすぐにホーム画面の「今日の残額」が更新され、その支払いが今日の残りにどう響くかがわかります。
コントロールセンターから使うには
iOS 18 以降なら、同じショートカットをコントロールセンターから実行できます。背面タップの代わりにも、併用にも使えます。My Money の設定画面では「コントロールセンターを使用」という項目です。Apple の手順は次のとおりです。
- 画面右上から下にスワイプするか、画面下端から上にスワイプして、コントロールセンターを開きます(デバイスの種類によります)。
- 左上の追加ボタンをタップしてから、下部にある「コントロールを追加」をタップします。
- 「ショートカット」をタップし、「選択」をタップしてから、My Money Screenshot Entry を選択します。
ほかのすばやい記録方法
背面タップが向いているのは、支払いの内容が画面に表示されているときです。それ以外はこちらを使います。
- 1行入力。 「ランチ 900」のように品目と金額を入れると、金額とカテゴリの候補が入ります。日付も変えられます。
- あとからスクショを選ぶ。 ホーム画面の画像ボタンから「スクリーンショットから」を開くと、支払い画面、請求書、レシートを一度に最大5枚まで選べます。紙のレシートは「写真を撮る」で撮影もできます。
- 声で記録するショートカット。 Siri、ショートカット App、アクションボタンから実行すると、My Money が全画面の録音画面で開き、下書きを確認してから保存します。Apple が案内しているアクションボタンの設定は、対応するモデル(iPhone 15 Pro 以降)で「設定」>「アクションボタン」に移動し、スワイプして「ショートカット」に移動、「ショートカットを選択」をタップしてから、このショートカットを選ぶ流れです。
- アプリを開かずに記録するショートカット。 ショートカット App や Siri から1行のテキストを渡すと、アプリを開かずにそのまま保存し、今日の残額を返します。確認の手順がないので、あとで見直してください。
何を、どこで読み取るのか
スクリーンショットは iPhone 上の Apple Vision で読み取り、画像はアップロードしません。オンラインAIはオプションで、初期設定はオフです。オンにして、スクリーンショット記録の利用を許可した場合だけ、読み取った文字(お店、金額、時刻が含まれることがあります)と、日付、タイムゾーン、通貨が解析のために送られます。画像そのものが送られることはありません。
うまく動かないとき
- ダブルタップしても何も起きない。 「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「背面タップ」>「ダブルタップ」に戻り、「ショートカット」の領域で選ばれているか確かめます。
- 意図せず動いてしまう。 ショートカットを「トリプルタップ」に割り当て直します。
- 読み取りを間違えた行がある。 下書きを直すか、チェックを外します。保存するまで記録されません。
- My Money を英語など別の言語で表示している。 手順は同じです。iOS の「設定」とショートカット App の表示は、iPhone の言語に従います。
My Money でできること
まとめ
- 「背面タップ」は、iPhone 8 以降で背面をダブルタップまたはトリプルタップすると、ショートカットを実行します。
- My Money の設定画面「スクリーンショットのショートカット」からショートカットを追加し、「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「背面タップ」で選びます。
- 支払い後は支払い画面のままダブルタップし、下書きを確認して保存します。
- iOS 18 以降は、同じショートカットをコントロールセンターにも追加できます。
参考資料
- Apple サポート:iPhone で「背面タップ」を使う(111772) · 参照日 2026年10月25日
- ショートカット ユーザガイド:iPhoneの背面をタップしてショートカットを実行する · 参照日 2026年10月25日
- ショートカット ユーザガイド:コントロールセンターを使用してショートカットを実行する · 参照日 2026年10月25日
- ショートカット ユーザガイド:アクションボタンを使ってショートカットを実行する · 参照日 2026年10月25日